2008年5月2日金曜日

ニック・キャノン

 ご存知の方も多いと思うが、本日、恐ろしいニュースが世界を巡った。
 かの太っちょディーバ、魔羅嫌、基、マラ嫌キャリーの再婚報道である。

 御年38の彼女が選んだお相手は、チーム松坂世代でもある「ジゴロ」代表のシンガー&アクターな彼。ニック・キャノン。


 マラとの年の差10年以上と中々驚異的な結婚であはあるが、世界的に30代の大人の魅力ある女性が注目されてきている中で、精神的、財産的な面も含め、売名的にもかなりよいPRになることは間違いない。やるなジゴ郎。

 さて、マラとジゴ郎、二人とも基本はボーカルな訳ですが、他のセレブリティと同様に映画出演も果たしているわけで。

 特にマラは、ネットリ助平ボーカルで全米はおろか世界中の女子の股間を水浸しにする「歌う生殖器」エリック・べネイと共演し見事に歌以外のセンスの無さを露呈してしまった「グリッター」が有名。あれを境に彼女の体型はアレサ・フランクリン化が進んでいったのです。相当ショックだったんだろうな。


 一方のジゴ郎は、小品ながらも作品数は多い。デビューの「ドラムライン」をはじめ、ローラースケート場の謎のアフロを演じた「ロール・バウンス」、群像劇で評価の高い「ボビー」や、へんてこサッカー映画「GOAL2」にも出ている。

 がしかし。やっぱり評価は決して高くは無い。最近はアニメ映画で声の出演をしたり、ゾンビ映画出たり、といろいろ頑張っているみたいなだけに残念。


 歌手から役者に転向して大成功を収めている例としてやはり我等のウィルは欠かすことが出来ないんだけど、こうしてみると、ウィルにはなりきれずにジゴ郎のままなアクターが多いことに気がつく。

 BOWWOW
 RZA
 Mos Def
Ice Cube
 LL Cool J
 Ice T
 Snoop Dogg
 Andre 3000
XZIBIT
 ・・・・・・・・・・

 なんて挙げていってもきりが無いし、まだまだ居るわけですが。(歌が本業の軸をぶらせていない人が殆どなんだろうけどね。)

 上記ではアイス・キューブは飛びぬけてるんだけど、顔の怖さで海外受けはしないんだよね。どうしても。その分米国内ファミリー向けのコメディだったりでアクターとしての評価はグングン上がってるんだけど。後アンドレもね。


 映画を作るにあたって登場人物「黒人男性」の枠は限られていて、コメディアン、実力派のアクター、歌手、オーディション・・・とキャスティングの際には「映画の質」と「映画の宣伝」の両方を考慮しなければならない。

 特に最近では歌手上がりの起用が多く見られて、従来のアクターが悲鳴を上げている!なんて話も聞くくらい。結構歌手は優遇されてるかもしれないよね。演技以前に知名度として。

 でもそんな中ニックは評価が高くないツ。
 個人的には顔が妖怪みたいで。


 この結婚で仕事の依頼が増えるか!!!


 ちょい話が脱線しましたが。まだまだこれからが楽しみな27歳のジゴ郎と、ピークは過ぎたであろう38歳のマラが結ばれたことによって、どんな化学反応が生まれるのか。とても興味津々。ジゴ郎にとって、役者としての肥やしになるのか、マラにとっての肥やしになるのか。



 ちなみに邦題に関しては後日。