日本で映画が公開されるに当たって、英語表記のままじゃなんのこっちゃ全然解らないもんだから、鑑賞者が解りやすいように邦題をつける。
「Close Encounter of the Third Kind」
→未知との遭遇
「Clockworks Orange」
→時計仕掛けのオレンジ
こんなのは、本来の意味も含めて「粋」な一つの芸術として昇華させてもいいようなナイスな邦題だと思っております。個人的に。というよりも、昔は極力「日本オリジナル」の色を出さないように、シンプル且つ頭を使って邦題をつけていたのが功を奏していたのだと思われます。
その後になって、邦題をつける際には「訳」では無く「そのまま横文字」をつける傾向が強くなります。これは一重に、「ハリウッドもややこしい長いタイトルは避けるようになった」背景が。
長いタイトルを避ける→短くてインパクトのあるキャッチーなタイトルをつける→日本国内でも横文字に耐えうる短さ&インパクトのあるタイトル な訳で。
「JAWS」→ジョーズ
「OMEN」→オーメン
とかね。
この時期を過ぎると、殆どが英語タイトルをそのままカタカナにする邦題が増えてきます。そう。このころから様子がおかしくなってきた。
なぜなら。レンタルビデオの繁栄&未公開映画の氾濫があるからなのです。
続きは次回。
2008年6月6日金曜日
ムービーサマー!!
いやぁ。身辺も大分落ち着いてきたので久しく更新だよ。
6月に入ると、突然新作公開映画の量が増えます。サマーシーズンの到来。
そもそも5月(GW近辺)は「映画を劇場でかけてもあまり入りが良くない」ってのが業界の常だったらしく、その皺寄せが6月以降に来るからなんだろうけど。
でも近年、「スパイダーマン3」やら「ダ・ヴィンチ・コード」やらは果敢に5月公開に挑み、何とか成功を収めてきているので「5月敬遠」傾向は薄れて来ているのかしら。
洋画なたまだしも、今年の特異な現象の一つともいえる「5月に邦画だらけ」は異様でしたね。特に「相棒」以外大コケ(というか作品自体が酷いらしい。)
という悲惨な結果。これを受けてまた来年から「5月離れ」が目立つかも知れませんね。
さて。6月以降、楽しみな映画が増えます。
軽く挙げると
REC
幻影師アイゼンハイム
JUNO
イースタン・プロミス
ザ・マジックアワー
アフタースクール
リボルバー
ラスベガスをぶっつぶせ
インディ4
ハンコック
HOT FUZZ
アイアンマン
ダークナイト
・・・・など
上記以外にも腐るほど映画は公開されるわけですが、中でもお勧めしたいのが
「JUNO」と「HOT FUZZ」。
両者とも大箱でかかる規模の映画では決して無いんだけれどもかなり傑作。
(※「JUNO」は宣伝会社の人に聞いたら江戸らいふのライターさんは観賞済みだそうで。面白かったでしょ?山下さん言ってたよ。)
16歳のアウトロー女子高生が妊娠して大騒ぎする話。
敏腕巡査とオタク巡査が寒村の事件に挑む!ヤヴァイ話。
騙されたと思って是非観賞してみるがよろし。
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