欧米人は基本的にデカい。具ではなく、体全体が。
しかし無論全員が全員でかいわけではない。当たり前だけど。
日本製の映画は特に「役者の身長」を意識させられるキャスティングというものは余り見受けられないが(ほぼ役者が似たような身長だから・・・って話もあるけども)、ハリウッド製の映画を観ていると、キャスティングに「役者の身長」という要素が非常に根深く関わっているという事がよぉぉぉぉく解る。
大体、欧米の役者の平均身長は180センチ前半だろうか?170センチ後半だろうか?何にせよ、その映画の主人公をキャスティングした時点で、周辺を支える助演の役者キャスティングは大きく変化してくる。しかもスターは小柄が多い。そのオーラで大きく見えるんだろうか?
でかいで有名なティム・ロビンスさん
小さいで有名なダニー・デビートさん
そしてみなさんご存知、サイエントロジーの狂信的信者でもあり奇行が目立って一瞬業界から干されそうにもなった・・・
「トム・クルーズ」さん。
そう。ス〇ップの木村〇哉のような憧れアイドル路線まっしぐらの「ザ・スター」の代名詞のようなあの人。
彼は決して大柄ではありません。小柄です。大体170センチ前後でしょう。
そんな彼が主演した「ラストサムライ」。大きなスケールで広い映像を撮りたがるエドワード・ズウィック(グローリー、ブラッド・ダイアモンドとか)さん監督のトム・クルーズのPVです。
トム演ずる主人公ネイサン大尉を圧倒的な存在感で覆う日本人の侍、勝元役には、彼より長身で英語が堪能である必要があった。そのために、日本が誇るハリウッドスター、渡辺”L.カゼイ・シロタ株”謙が抜擢されたとされています。
また、ネイサンといがみ合う日本人(氏尾)は「敵対する、いがみ合う」という設定から、お互いが並んだ際の見た目もバランスよく見せなければならないことも考え「1、身長もトムと大差無い。2、語学堪能。3、武術に精通している。」の全てに当てはまる真田”デューク”広之しか考えられなかったのでしょう。
因みにこの映画”語学堪能”という部分では、「日本人の恥※」こと原田眞人監督も役者として熱演され、その語学力を存分に披露してくれています。
※当たり前ですが、リンチェイ師父の「SPIRIT」引用です。
さて、話は戻りますが、小柄なトムをよえい解りやすく見られるのが
「マイノリティ・リポート」。
トムが「未来で犯罪を起こす」と勝手に予知されて、冤罪じゃぁ!と逃げるも追い詰められて、目玉が転がり大ピンチ!というトンデモ映画。
キャスティングは
サマンサ・モートン
コリン・ファレル
マックス・フォン・シドー
ピーター・ストーメア
とまぁ解りやすい。このなかでコリン・ファレル(ダブリンの種馬)はトムとほぼ同身長(写真)。一方マックス・フォン・シドーやピーター・ストーメアははっきり言って巨人。(ま、2人ともヨーロッパの俳優なので不思議ではない。)
これを見ただけでも、映画を印象付ける方法の一つに主人公とその他のキャストの身長バランスがあることが良くわかる。
トムだけじゃないぞ!みんなちっちゃいんだ!
さて、大小の話からそれによって変化してくるキャスティングに話を戻しますが。
『インディペンデンス・デイ』はウィル・スミスがキャスティングされた後に、
1、並んだ際に身長で見劣りしない。2、繊細な秀才の印象。などの映画的なイメージを列挙した際に当てはまったのが彼、ジェフ・”蠅男”ゴールドブラムさんだったわけです。
因みに、『キル・ビル Vol.2』でのウマ・サーマン(ブラック・マンバ)VSダリル・ハンナ(エル・ドライバー」)の映画史に残る死闘は平均身長179センチ強のキャットファイト(しかも日本刀付き)で、そりゃぁ迫力があるわな。という感じ。
映画作りとしては当たり前だけどハリウッドの役者の背丈が見えてくる、中々面白い話。
リンチェイ師父がハリウッドに行けたのは、メルのおっさんが小柄だったから!ッてことになるわけです。(実際、そこまで小柄じゃないけど)。
1 件のコメント:
コトヨロ!!
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