2007年12月13日木曜日

コンビ愛。(その2、ケヴィン・スミス編)


 さて、前節でも取り上げた「コンビ愛」ですが、まだまだ愛おしくもどうしようもない奴等がゴマンといます。ビルとテッドとかね。

 その中でも特にドあほうなのがこの二人。  
      

 【ジェイ&サイレント・ボブ】








 ニュージャージー御当地映画で財をなしてきたケヴィン・スミス監督(以降ケヴィン。)の諸作品に必ずと言っていいほど登場するキャラクターで、演ずるはジェイソン・ミューズ(ジェイ)とケヴィン自身(サイレント・ボブ)。ジェイソン・ミューズの最近の動向は正直耳に入ってこないがケヴィンは、監督としてロザリオ・ドーソンを迎えた「クラークス2」、また役者としても「ダイハード4,0」や「Catch&release」等に出演と、そこそこ活躍の場はあるようです。





               ケヴィン・スミスasサイレント・ボブ



 ここで小ネタ。




 そもそもケヴィンはマット・(ジミー大西)デイモン&ベン・(ザ・尻顎)アフレックと売れない暗黒時代を共に過ごした盟友で、2人がブレイクする契機となった「グッド・ウィル・ハンティング」はケヴィンが製作総指揮を担当している。(因みに脚本はマット&ベン。アカデミー&ゴールデングローブで脚本賞受賞)そんな縁もあってか現在では大スターの2人は同監督の諸作品にチョクチョク顔を出している。(特に「チェイシング・エイミー」はベン・アフレック主演。しかも傑作。)




                  仲の良いベン・アフレック


 そもそも映画が好き過ぎて(しかもB臭のする作品)ケヴィンと特に交流の深いベン・アフレックは出演作品選びがB&マニアック過ぎる為(デアデビルとか)、ハリウッドではやや怪しい立場に追いやられている感は拭えないが、今でもケヴィン監督作には必ず主演若しくは出演している。また、それは役者としてのケヴィンも同様で、ベン出演作にたまに顔を出していたりする仲の良さ。




 さて話は戻って。そんなマット&ベンに匹敵若しくはそれ以上の活躍をケヴィン作品で見せるのが「ジェイ&サイレント・ボブ」。「頭の中が120%下ネタ」のジェイと「99.9%喋らない」サイレント・ボブという役回りで、ケヴィン作品を荒らしに荒らします。


 そんな彼らの出演作品を挙げてみましょう。



 『クラークス』(1994)
 『モール・ラッツ』(1995)
 『チェイシング・エイミー』(1997)
 『ドグマ』(1999)
 『スクリーム3』(2000)
 『クラークス2』(2006)



 殆どがケヴィン作品なのですが、面白いのが2000年の『スクリーム3』への出演。こんなカメオ出演も与えられることを考えれば米国での認知度、そして映画キャラクターとしての成功度が伺えるでしょう。



 そんな彼らが満を持して主演した最高傑作(アホ度合い)がこれ!



 【ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲】(2001)

 (原題:JAY AND SILENT BOB STRIKE BACK)



 なんと日本で劇場公開もされています。






 「ケヴィン組」と称しても過言ではなかろうお馴染みキャストに加え豪華なカメオ出演が盛り沢山のくだらねぇ映画。







 「大麻を地元のコンビニの前でダラダラと生活をするジェイ&サイレント・ボブ。日々の愚行が友人の漫画家(ベン・アフレック)の新ネタになり、2人をモチーフにした漫画が大ヒット!映画化も決定されたことからネットでの心無い誹謗中傷も始まり、これに心を痛めたジェイ&サイレント・ボブはネットへの悪質な書き込みの根源である「自分たちの映画化」を食い止めるべく一路ニュージャージーからハリウッドへ・・・・」



 といった内容だけどあって無い様な物。





 道中遭遇するアホな連中(著名人多数)にひたすら下ネタと差別ネタを投げつけ、しょーもない。(彼らの愚行も然ることながら、周りの演者が凄まじい。)




 出演者一覧




シャノン・エリザベス(アメ・パイの留学生)
エリザ・ドゥシュク(チアーズの転校生)
アリ・ラーター(ファイナル・デスティネーションの生き残り)
ウィル・フェレル(言わずもがな、俺たちフィギュアスケーター公開間近!)
ジェイソン・リー(エネミー・オブ・アメリカでチャリで車に轢かれる人)
キャリー・フィッシャー(レイア姫)
ショーン・ウィリアム・スコット(スティフラー)
ジョン・スチュワート(パラサイトの生物の先生)
ガス・ヴァン・サント(個人的には嫌いな監督)
クリス・ロック(言わずもがな、ヒップホップ・プレジデント!)
ウェス・クレイヴン(最強ホラーエンタメ職人監督)
シャナン・ドハティ(ビバヒルのブレンダ)
マーク・ハミル(ルーク)
ジェイソン・ビッグス(アメパイのパイ・ファッカー)
マット・デイモン(ジミー大西)
ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク(ドーソンズのお兄ちゃん)
ジョーイ・ローレン・アダムス(個人的にマジ大好きなフェロモン女優)


他。

特にリンクは貼ってませんけどね。




上記の彼らの勢いに全く負けずに頑張るんです。彼らは。







映画の最後には何故か「Morris Day & the Time band」が「Jungle Love」を歌い狂い、最高に盛り上がる。

おーうぃーおーうぃーお。


 是非見てみてください。今やフィギュアにもなり世界中でカルトな人気を誇る彼らのアホ度合いを。



 話し出すとキリがないので今回はこの辺で。詳細は気が向いたら。







 



 

1 件のコメント:

デカ さんのコメント...

アメリカンパイの留学生大好きです。

初めて名前知ったのでググってみます。