2008年2月12日火曜日

スリラー

 
 さて。何故か「bmr」最新号の特集が、かの有名なマイコーの傑作アルバム








    「thriller」





 
  の25周年記念特集だったので、スリラーから話を膨らませてみようかなと。



 「off the wall」の頃から、圧倒的に顔の様子がおかしくなっているのが一目瞭然な彼が全精力を振り絞り、Q・ジョーンズと熱いタッグで世に送り出したザ・名盤。記憶が確かなら全世界で4000万枚以上のセールスを叩き出したモンスターアルバムな筈。




 売れすぎてアル・ヤンコビック、竹中直人にもパロディされてます。




  
 最早どれがどれだかさっぱりです。






 このアルバムは今でも楽しめる名曲盛り沢山ですが、中でも有名なのはやっぱりタイトル曲である「スリラー」でしょう。MTV大爆発の契機となったであろうあのキャッチー且つホラーなPVも手伝って、大旋風を巻き起こしておりました。
(にっこりテリーもスリラーダンスを幼稚園時期に親から仕込まれていた歴史あり。)ま、なんてことは音楽好きなら誰でも知ってることなので深くは追求しません。




「整形しすぎるとこうなるんだぞぉぉぉ。」


 
 さて、この頃から音楽業界ではPVの重要性が話題になっておりましたが、何度も言うように、きっかけはやっぱり「スリラー」のPV。これは間違いない。或る意味、映像的にも音楽的にも歴史に残る一曲であり一枚であったわけです。さすがマイコー。




 そんな「スリラー」PVを世に送り出したのが、以前にも登場したこの方。



 ○ジョン・ランディス氏




 メールボーイからスタントマンを経て映画監督になった異色の経歴を持つ彼。脚本を重視する演出スタイルで、コメディアン気質の人間がアドリブの効き過ぎた演技などした時には徹底的にダメ出しをするような姿勢から、出演者とのいさかいもよく耳にした名物監督。普段の人柄は陽気で笑顔で・・・といった様子なんだけど、映画(特に演出)に関しては確固たるビジョンが在ったようで、特にエディ・マーフィーとの確執は有名。



 70年代後半~80年代を代表するコメディの巨匠でありながら、描写としてはホラーとも取れるコメディ臭のする作品(『狼男アメリカン』『トワイライト・ゾーン』)も手がけており、或る意味映画史に残る一人でしょう。(そのせいもあってか近年では「アメリカン・ナイトメア」への出演や、「マスターズ・オブ・ホラー」への参加があった。良かった!)

 そんな彼の傑作はやっぱり『ブルース・ブラザーズ』なんだけど、最早しつこいので敢えて触れませぬ。しかしながら彼は他にも素敵な作品をドロップしてくれているので、次回からは



 『ジョン・ランディスの素敵な映画たち』



 というお題で進めて行きたいと思う。宜しくおねがいしまつ。






 さて、スリラー。

 当時は『狼男アメリカン』(1981:ジョン・ランディス)が世に出た後。しかもこの映画で特殊メイクを手掛けたリック・ベイカー(この人に関してはまた別途。)の狼男&ゾンビメイクが世間に衝撃を与えた頃でして。丁度、アカデミー賞の特殊メイクアップ賞が出来たのもこの頃。まさに特殊メイクが世間に認知されてきた時期といっても過言ではないでしょう。そんな時期にジョン・ランディス自信も『ブルース・ブラザーズ』でミュージカル調の演出は経験済み。まさに旬な2人が絶好のタイミングで受けたお仕事だったわけです。

当時としては破格の80万ドルを10分弱のPVにつぎ込む贅沢っぷりを発揮し、特殊メイクを凝りに凝り、贅沢且つ大胆な演出を施し、歴史に残る一本となったわけでおま。
 (もっとも、リック・ベイカーのゾンビメイクよりも、マイコーの整形による変貌ッっぷりの方が脅威だった、という声もある。)
 

  そんなスリラーの25周年記念盤が2月20日発売らしい。
 今観ると果たしてどの程度の作品だったのか楽しみですね。

 おい!『ストンプ・ザ・ヤード』DVDの発売被るじゃないか!こっちもお勧め!
 

 スリラーから話を膨らますどころかまた底の浅い駄文になってしまっているが、これも修練として精進すべし。うむ。




 でわでわー。

 ※今回は実験的に写真の貼り方を変えたが・・・ううむ。

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